さる6月18日発生した大阪北部地震により5名の方々が亡くなり400名余りの方々が負傷されたとの事であります。亡くなられた方々に心よりご冥福をおいのり申し上げますと共に、怪我をされた方々の一刻も早いご回復と一刻も早い街の復興をお祈り申し上げます。

 又、この地震をふまえ新聞に日本防災学の権威と言われている河田先生の見解が載せられており、その中で南海東南海地震に連動していく可能性が指摘されています。

 一方県内の地震対策を考える時、知事がよく発言されている「逃げ切る」為の対策としての避難路一つ取り上げてもまだまだ充分ではありません。この広い県内で避難路の設置状況は12議会で確認したところではまだわずか800ヶ所たらずで一桁も二桁も少ないと考えます。

 その理由の一つとして市町における「地区防災計画の策定」が補助の条件となっているなどハードルをもうけ過ぎていることがさっさと進められない仕組みになっております。防災組織が出来なければ避難路一つ造れない。そして補助を出すからではなく全額、国や県市町など公的団体が出して造るべきだと思います。

 県内における防災、減災の取組みのスピードを上げる事を強く要望しておきます。

 さて去る、5月25日から28日迄中国の大連市の視察団に同行してまいりました。メンバーは団長の井本かつらぎ町長とかつらぎ町の担当職員、井出議員、服部議員そして私の5名であります。目的は大連市中日友好協会の方々との交流を重ね深める事により、現在そして将来の時代の極東の両国の国民が平和で文化、経済の発展を享受出来る事にあります。

 当日の大連市主催の歓迎会には、東京や大阪など日本各地からそれぞれ友好関係を設立している22の団体と人員にして400名近くの人々が出席しており、席上それぞれの団体の紹介がありました。

 それぞれの団体の代表の方々は、席上友好関係の継続発展の意義を力強く発表されておられました。

 大連ジェトロ事務所にも訪問させて頂き、所長他職員そして地元企業の代表の方々と実務的な貿易について懇談を致しました。特に企業の方々からは日本の鮮魚とのわけマグロやイカなど日本人好みの魚種に近年中国の方々も強い関心がある様で、有望な輸出品目と感じました。 

 一方、中国は近年まで一人っ子政策を進めて来た関係で中国の人口は、今一年間に700万人ほどの増加であり大連市や山東市の人口は減少しているとの事であった。 

 しかし現在の中国大陸で生きていくのは大変で、色々な場面で競争が激しくなっており生活は不安定であるとのことでした。

 案内してくれた通訳さんはこうした時代を反映して大学の進学率は15年前には4%であったが今では40%もになっていて子度達に高学歴の経歴を付けて社会に送り出す風潮になっているとの事であった。

 又、二人目の子供出産には10万元のお金を当局に支払ったとの話でした。

結婚自体も日本の様に晩婚になって来て折り、平均的な結婚年齢は30歳位になっているとの事である。

そして、女性は50歳で定年を迎え、男性も60歳で定年を迎えるとの事であった。

 又、他の企業経営者からはメデカルツアについての協力を求められた。いわく、中国には検診の文化がない、10歳代、20歳代30歳代で白血病などのガンになる国民が多くなっているとの事である。検診としては日本でも最先端の技術でもある、ペット検査やMRI検査などを求めておられました。

その会社は3万人の会員登録があり多くの人々が待つているとの事であつた。

 移動先の大連貿易特区の視察では、広大な敷地内に巨大な倉庫が造られており、ここは関税がかからない、今年1月に特別な認可を取った地域であるとの事で、日本からの輸入に大きな期待を掛けていました。

 すかさず団長の井本町長から、持参した町の特産でもある「アンポ柿」の中国での認知度アップと中国での輸入をスタートしてもらえないかとの申し出をされていました。尚「アンポ柿」の売り込みは今回の目的の一つで行く先々で交渉と説明を繰り返して来ました。

 さらに、日本の情報として中国国内では決済方法の一つとして「ウイチャット」が広がっているとの事であったので市の職員から情報を確認してみると「アリペイ」と「ウイチャツト」が普及しているが「ウイチャット」は「アリペイ」をまねて広がって来たが現在ではシエアは「アリペイ」と「ウイチャット」は50%対50%だとの事、中国では7億5千万人がインターネットを使いその内2億人ほどは「ウイチャット」で決済をしている。日本でも「ウイチャツト」決済が可能になれば中国人の消費はもっともっと拡大すると思われるとの話でした。観光大国になろうとすれば考えて取り入れていく事も必要な時代なのではないか?と思った次第です。

 以上大連視察の報告と致します。

 

1、南紀白浜空港のバージョンアップについて

当局から民間の運営体がようやく決まったとの報告を受けたところです。新しく決まった運営体は、開港以来赤字経営が続いている県営空港にどんな可能性と魅力を感じたのでしょうか?新しく決まった運営体のプレゼン内容を伺います。

 次に国際ターミナルビルの建設計画と国際便の就航見通しについてお伺い致します。

 

2、南紀白浜空港滑走路の延長について

南紀白浜空港は大変残念な事に、その幅や長さは人・物・金の国境が無くなってきたと言われる時代、グローバル化されて来た時代の目線で考えると「帯に短しタスキに長し」の格言が実態を良く表していると感じます。

 国内の飛行場は、農家でいうところの産地間競争の状況にあり、その実態は利便性や料金等の過当競争にあると考えます。勝ち組にならないといつまでも無理な経営と運営を与儀なくされると思われます。県営から民間経営になると、直ちに黒字になるとは一概に考える事は出来ません。魔法の杖などある筈がありません。         

 あるとすれば、白浜空港の現状から考えられる事は路線の可能性を拡げる事だと思います。現有のままではその可能性は限られています。しかしあと数百メートル延長出来るだけでも、飛べる飛行機が大きくなり、航続距離が延び、発展著しい東南アジアまで広がります。聞く所によると、政府から50メートルの延長を求められているとの事ですので、その折にでも、もう少し滑走路を延ばしておけないか!と考えます。知事の英断を求めます。

 

 

 

2.多発する凶悪事件や児童虐待について

 日本国内で毎日のように発生する凶悪事件。新聞やテレビなど、マスコミから発信される事件の詳細を知る度に身が震える思いであります。

 そのいずれもが拉致されると、ほぼ同時に殺害されている。殺す事を目的に連れ去っているのである。

 大切な家族や友人友達や社会とのつながりを断ち切られこの地球上から葬り去られるのである。今日も殺人事件が報じられている。世界各国の中でも治安の良い国と言われていましたが本当に治安の良い国なのでしようか!

 もう立派なテロ国家であると思う。

 5月7日、新潟市西区の小学2年生の大桃珠生(たまき)ちゃん7歳が学校から帰宅途中に自宅近くで拉致され、殺害されるという事件が発生した。そして遺体が自宅近くの線路に遺棄され、通過した電車にその身体が巻き込まれたと考えられている。

 このあまりにも凄まじい所業に日本国民の大半が大きな衝撃を受けた事はまだ記憶に新しいところであるが、今度は5月26日 浜松市内のスポーツジムの駐車場で、内山茉由子(まゆこ)さん29歳が自分の車に乗った直後、インターネットの掲示板サイトで結びついた男等によって押し込まれ、そのまま連れ去られ殺害されるという事件が発生した。

 29歳の若い女性が、まるで犬や猫の様な扱いで、一つしかない命一度しかない人生を、無法者達に奪われてしまった。まるで鬼の様な所業である。とても人としての心有る者の仕業とは思えない。

 相前後して、今度は東京都目黒区で虐待を受けた女の子結愛(ゆあ)ちゃん(5歳)が死亡した事件が新聞やテレビで報じられている。

 その凄まじい虐待ぶりと結愛ちゃんが遺書の様にノートに書き遺していた、ひらがな書きの文は一度読んだ後、あまりにも可哀想で気の毒で再び読み返すことができなかった程である。この事を友人に話すと、友人も「テレビでその放送が始まるとチャンネルを変えてしまう」と言い、又、他の友人も「二度とあの悲痛な結愛ちゃんのノートは読むことも開くこともできない。」と言っていました。

 日本国総理大臣の安部首相もテレビインタビューの中で「痛恨の極みである。」とコメントを出していました。総理大臣をして痛恨の極みと言わしめたほど全国に衝撃を与えました。

「もうパパとママにいわれなくても しっかりとじぶんから きようよりかもっともっとあしたはできるようにするから もうおねがい ゆるして ゆるしてください おねがいします ほんとうにもう おなじことはしません ゆるして きのうぜんぜんできなかったこと これまでまいにちやってきたことをなおす これまでどんだけ あほみたいにあそんだか あそぶてあほみたいやから やめるから もう ぜったいぜったいやらないからね ぜったいやくそくします あしたのあさは ぜったいにやるんだと おもって いっしょうけんめいやるぞ」

 5歳の女の子の文章とは思えない、思いたくない。この世に生を受けて僅か、僅か5年、60ヶ月の人生でした。結愛ちゃんが大人に成長出来ていれば、どんな立派な女性に成長しただろうか!と思う時、言葉に表す事の出来ないほど無念で残念でならない。

 ところで児童相談所に2回も一時保護されていたとの情報である。なぜ防ぐことが出来なかったのか?なぜ助けられなかったのか?もう二度とこんな酷い事件に遭遇したくはないと国民の多くの人が思った筈である。

そこでお尋ね致します。

① まず全国で年間どれだけの殺人事件が発生しているのか?

併せて治安を仕事としている立場からの現状と課題についてお伺い致します。

② 次に児童相談所の設置目的と権限、和歌山県内で一時保護と措置されている児童数と児童養護施設に入所している児童の健全な成長を見守る体制についてお伺い致します。

③ 今回の事件等をふまえて改めて児童相談所と警察との連携の現状についてお伺い致します

 

3、全国に先んじた農業分野でのビッグデータの活用について

「AI革命が始まっている」という話をよく聞かされる時代になりました。

AI革命とは、人生の大方をコンピューターなど無い時代を過ごした身としては、知れば知るほど将来に向かって恐怖心を感じるとともに反面、夢も覚えます。

 AI革命が起こると、一説に「今ある仕事の6割は無くなる」という事である。6割とは、今ある仕事の大方は不用となってしまうという話である。どんな仕事が無くなっていくのか?私の友人の友人は薬剤師の卵であるが、将来仕事が無くなるので他の資格を今のうちに取りたいと言っているとの事である。

 ビッグデータでAIが判断し処理できる時代が来れば、医者も弁護士など士業を生業とする職業も、今ほどたくさん必要としない時代になるであろうと想像出来る。  

 ところで和歌山県の基幹産業でもある第一次産業、とりわけ農業の場合はどうなのか?若い頃父の跡を引き継ぎ、好きな農業をしていた時代を忘れる事はありません。       

 しかし30年ほど前、好きな仕事であったその農業に見切りを付けました。このままの農業では子育てが出来ないと強く考えたからです。

その理由の一つに、当時よく言われていた産地間競争という言葉あります。産地間競争とは換言すれば、同じ作物を生産する産地同士の戦いだったのです。他の産地を打ち負かし、勝ち組になる事が生き残れる方法だったのです。勝ち組になると作物の単価も良く、有利に数多く販売出来るのです。しかしこれは同じ国内の農家同士を競わせ、一方を淘汰していく事なのです。

私は負け組に入る事を選択しました。小さな農地しか無い私達家族は退場して、経営基盤のしっかりした農家が育つ方がいいと考えました。しかし今思います。日本は小さな国土ですが、沖縄から北海道まで南北に距離にして2,000㎞程もあり、また信州地方の様な冬は厳しいが、夏涼しい高地があるなど全国各地は気候や気温も違い、従って作付けされる作物の種類も其々の土地に合わせて多岐に亘ります。

そこで、気象や市況などのビッグデータを基に、作付け時期を早めたり遅らせたり、他の品種に替えたり出荷日を早めたり、遅らせたりコントロールが出来れば無駄な競合が避けられる事により、収入の安定を計る事が出来ると考えます。新しい時代に向けて農業にももっと科学的な取り組みを取り入れる事により、和歌山県を科学的農業の先進地にリードしていただきたいと考えます。御見解をお伺い致します。

 

4、最後に陸奥宗光伯について要望をいたします。

 私達民間ボランティアグループは、昨年は陸奥宗光伯没120年と銘打って顕彰作業を続けてまいりましたが、今年は「明治150年新国家の夜明け」と銘打って子供達の学習会や、昨年と同じく帆船に乗っての体験学習や、平等条約締結130年記念会などを開催していく計画を立て進めています。

 さて今春には外務省の外交史料館で「明治の日本外交展」が開催されましたが、その後北海道や鹿児島でも開催される予定となっています。

坂本龍馬の海援隊に入り、坂本龍馬の考えた「新国家」を共に目指し活動を進めた我が和歌山県が輩出した、陸奥宗光伯は明治の日本外交の中心に存在した人物です。「明治の日本外交展」のような展示会を和歌山でも開催していただき、県民の皆様とともにその存在を共有したいと思います。

是非、前向きに検討をしていただけます事を要望しておきます。宜しくお願い致します。

 

平成30年6月20日