一般質問2019年2月               立谷 誠一

 

 一般質問に入らせていただきます。

 

まず、去る1月30日、和歌山県選出の自由民主党幹事長二階俊博代議士が国会で、自由民主党を代表して安倍内閣総理大臣の施政方針演説に対して一般質問をされています。

 冒頭「平成という一つの時代が間もなく終わりを告げ、今まさに新しい時代の幕あけが目前に迫っています。子供の頃は戦争を経験し、疎開先の小学校で終戦を迎えました。その後、日本全体が食料の乏しい苦難の時代を乗り越え、戦後の目覚しい復興と発展を経験しながら、政治の歩みを続けて参りました。そして今、平成最後の国会が開会されるに当たり、改めて、苦難の時代を生き抜かれた先人の皆様に感謝の気持ちを捧げたいと思います。平成の時代が、戦争の無い平和な時代であったことに対し、与野党を超えて、この議場に集う全ての国会議員で、その尊さを改めて噛みしめながら、質問に入らせて頂きます。」と発言されています。

 私も同じ思いです。平成の時代が戦争の無い平和な時代であった事の尊さを心に噛みしめて地方議員としての務めを一つ一つ確実に進めていきたいと考えています。

 

 それでは質問に入らせていただきます。

1.まず、国民年金の支給と高齢者の生活実態についてお伺い致します。

 今を生きる高齢者の方々は、若い時代は戦争の要員として狩り出され、そして戦後、南海道地震や食糧難の時代を働き続けて生き抜き、そして廃墟と化したと言われた日本国を建て直すとともに、近代日本を作り上げてくれました。その後を生きる我々にとって大恩人です。その大恩人で高齢者となられた方々が今、年金の支給額の低さから来る生活苦を訴える人が増えています。いわく「あまり家を出ないようにしています。一歩家を出るとお金がかかるから!」「電気や水道、そして介護保険料や国民健康保険料が高いので食事代を節約して生きています。」「新聞など不急・不要な物は買わないようにしています。」高齢者のこのような話、たくさんの方々から聞かされます。高齢者とは、私達を産み育ててくれた父や母です。大切にしなければならない高齢者の皆さんの生活実態は本当に質素で過酷だと感じます。

 この生活実態は、日本国憲法第25条で『すべて国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する』と定められていますが、現在支給されている国民年金額は高物価な日本において、健康で最低限度の生活を営むに必要な金額を支給されている事になっているのか?国の制度と仕組みである事は充分承知の上ですが、和歌山県の福祉の最高責任者である福祉保健部長のご見解をお伺いいたします。

 

 

2.次に南紀白浜空港についてお伺いいたします。

 約20年前に500億円をかけて建設された南紀白浜空港ですが、白浜―羽田間を一日僅か3便しか飛ぶ事が出来ず毎年多額の赤字を出していた現状を考える時、もっと早く打開策を打ち出すべきであったと思います。前回も発言していますが、新南紀白浜空港建設の取り組みを進める中で、地元の農家の長男の方が20歳代の若さで、小さな二人の子供を残して自殺をしています。他にも地元ではたくさんの葛藤がありましたが、地主の方々が成田闘争のような反対運動をすることも無く、地主を含め全ての町の人は、県の方針に協力してきました。地元の方々の善意と協力の下に完成した空港なのです。数年後、息子さんが自殺された元地主の方が私に「飛行場使わんのだったら、お金戻すから土地返してほしい。」と言ってきました。

私は忘れる事が出来ません。

 たくさんの犠牲の下に完成した空港なのです。立派に使いこなす事が、今を生きる我々の世代の責任だと考えます。

 そこで質問です。4月1日の南紀白浜空港の民営化に向けた現状と今後の取組みについてお伺い致します。なお答弁は、元南紀白浜空港ビル株式会社の代表取締役社長で、南紀白浜空港利用促進実行委員会会長の下副知事にお願いします。

 

 

3.次に富田川、日置川の河川の整備計画を伺います。

 7年前の台風で、和歌山県下全域が各河川を中心にズタズタになる程の大きな被害を受けました。そして昨年も度重なる台風の襲来で、西牟婁郡内でも二度に亘って床上浸水の被害を受けた方々がたくさんおられます。床上浸水とは、津波に遭ったのと同じです。車や家具・電気製品等全て処分しなければなりません。本当に気の毒でした。

 被害を受けられた方々からは政治家である私達に、その不満を無策だったとぶつけてきます。私達もそのぶつけられる不満に耐え続けています。そして一日千秋の思いで整備計画の成立を待ち続けました。

 多くの県民の皆さんが、一日も早く水の恐怖から逃れることの出来る様、一日も早い対策と、その結果が求められています。

当局が計画された富田川・日置川の整備計画の具体的な整備内容を伺います。

 

 

4.次に高齢者福祉についてお伺いいたします。

 高齢者の方々から相談を受けて、よく聞かされる事柄に「長く介護保険料を負担しているのに施設に早く入れる人と、中々入れない人があるのは不公平だ!」「必要になれば速やかに入居出来る様にしてほしい」「安心して過ごせる老後にしてほしい」等と言われています。そこでお尋ねします。

特別養護老人ホームなど入所待ちの方々は、県内に何人居られるのか?

平均的な待機日数はどのくらいなのか?

入居すると、ひと月の平均的な費用はいくら必要なのか?

今後も高齢化が進むことが予想される中、県は今後の整備方針をどの様に考えているのか?

 次に運転免許証を返上して、車を運転することを諦めた高齢者の方々が増えています。

その昔の様に雑貨店が地区ごとにたくさんあった時代ではなく、町の中心街に大型スーパーが数店しかない時代ですので、車に乗れなくなると、その日から生活難民となり生活物資の買い物や通院等に困ってしまいます。こうした状況の解決策の一つに、生活の足を取られた高齢者の方々に、又高齢化社会を迎えた新しい高齢者対策として、コミュニティバス等を県内一円に網の目のように張り巡らせる必要性が有ると考えています。市町によっては交通難民になった高齢者の方々のために各種の対策を打ち出していますが、県としても高齢者の生活の質を守るために、施策として考え、位置付ける必要性を思います。ご見解をお伺い致します。

 

 

 

5.次に南海・東南海地震対策についてお伺いいたします。

 20年~30年後に来ると言われている巨大地震に伴う津波対策として知事はじめ当局の皆さんは、高台へ逃げ切ることを提唱しています。

 しかし、その高台へ逃げ切る為に必要な避難路の設置が殆んど進んでいないと私は感じています。

そして、殆んど進んでいない理由として、市町村によっては避難路設置の為の様々な要件が設定されており、これが速やかな整備が進まない原因となっていると考えています。設置要件の大幅な緩和あるいは削除を市町村に求めるべきだと考えますが、市町村の現状と県当局の見解を伺います。

 次に山間部など遠隔地には、ヘリポートの設置等も進めるべきだと考えますが現状と当局のご見解を伺います。

 

 

6.旧南紀白浜空港の跡地利用について

 次に旧南紀白浜空港の跡地利用についてお伺いします。

 平成25年12月議会で跡地の防災拠点への利用について質問し、知事から

「観光産業と相乗効果が図れる企業や施設の誘致用地として活用しつつ、誘致までの間は防災拠点として活用していく」旨の回答を得ましたが、その後、巨大地震の発生予測や被害予想などが変更され、全国的に相当の被害を受けることが明らかにされ、防災拠点用地の重要性は益々高まっています。

旧南紀白浜空港跡地は、場所・位置・広さ・新たに造成することが無いなどの視点も含めて災害拠点としてこの場所に比類がないと考えていますが、昨今の災害発生状況を踏まえ、企業誘致用地でなく防災拠点用地として確立していくことが重要と考えますが当局のご見解をお伺いします。